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コーヒー旅行記「2019年 コロンビア」

2019.06.09

        今回の北部sierra nevada(セラネバダ=雪に覆われた山脈の意)の「val ledupar(セサール)」は初めての訪問地です。当店で販売している「JASコロンビア・カンクワモ」の故郷です。カンクワモというのは、セラネバダに住む、先住民のカンクワモ族由来のネーミングで、 是非とも訪れたいエリアでした。それ以外の訪問地も、ナリーニョ(Pasto)、ウィラ(san agustin)と、私にとってとても魅力的なコーヒー生産地でした。缶コーヒーのエメラルド〇〇〇とか、サンタマル〇とか、普段目にするコーヒー関連商品のネーミングにコロンビアコーヒーをイメージさせるものが多いのですが、お客様にとっては、近くて遠い生産地です。また、以前からブレンドに欠かせないコーヒーでもあります。今回のアテントをいただいたカラー オブ ネイチャー(Colors of Nature)は、コロンビアを拠点に良質なスペシャルティーコーヒーを、取り扱うサプライヤーのフェリペさん。自社農園も経営しながら他生産者の生産、生活、設備、研究サポートなどを実施しています。同社は、元々貧困や違法作物、戦争等の影響を受けた地方エリアの人々を支援する目的で設立されており、現地の通常流通価格よりも高値で買い取り生産者を支援しています。しかしながら品質も妥協せず、最新の研究等で判明した知識などは生産者と共有するなど、常に品質向上に向けて生産者たちとコミュニケーションを取ることに努めています。その成果として今年度、コロンビア カップ オブ エクセレンスにおいて上位入賞コーヒーに6アイテムが入ったというニュースにも驚いたのであるが、今回のミッションで再度購入させていただいた「エル・エンカント農園」のコーヒーが入賞したのも、大変喜ばしいところです。今回の道中もフェリペ氏が行く先々には、多くの人が集まり笑顔が溢れていました。彼が生産者を大切にし、彼らとしっかり信頼関係が築けていると感じられたことでした。   【ナリーニョ】 ●Villa Loyola「Narino(ナリーニョ)」  自家焙煎をはじめて12、3年ほどたったある日、(27、8年程前)「コロンビア・ナリーニョ」に出会い、コロンビアと言えばナリーニョ、それ以外はコロンビアじゃないとまで思っていた時期がありました。ところが、正直それ以降、残念ですが納得のできる「ナリーニョ」に出会うことがありませんでした。当時は、情報も自分自身の技量も無く、思い悩む日々・・・を思い出しました。今回の「ナリーニョ」では、「また使ってみたいなぁ!」と・・その当時の味わいをはっきりと思い出しました。コーヒーのあと味というのを一番大切にしております。クリーンであり、甘味の余韻があるものを求めています。故のコロンビアの「ティピカ」ですが、「ナリーニョ」に求めるものは、深煎りにも耐えうる、ブレンドに使えるコロンビアです。今回、ラスカノアス農園で頂いた一杯のコーヒーが、まさにそのコーヒーでした。今回は買い付けには至りませんでしたが、次回ロットに期待して、多少後ろ髪を引かれる思いの「ナリーニョ」でした。  ●ヴィラロジョラ農園  最初に訪れたのはヴィラロジョラ農園です。コミュニティの代表であり、持続可能で環境に配慮した農園の運営と、コミュニティで収穫されたコーヒーのミル(コーヒーを加工処理する施設)の機能も有しています。また、2008年のCup of Excellence(その年に収穫されたコーヒーの中から最高品質のものに与えられる名誉ある称号)で優勝した実績のある農園です。教会の神父であり研究者でもありました。コーヒーの加工処理は、最新の設備が揃っていました。また伝統の竹を使った建築物の乾燥場も労働環境に配慮されており、風通しがよく、コーヒーの乾燥ムラが起こらないように工夫されていました。今回のミッションで初めてとなるカッピングを行いました。今回宿泊させていただいたのは修道院で、100年以上も経つ建物です。●ラスカノアス農園  アンデスの壮大な景観を楽しみながらSan Jose de alban(サンホセ・アルバン)に向かいます。Las canoas農園に到着、すぐにAAA組合長のイワンさんのご自宅で、自家製のコーヒーとオレンジジュースとギョウザのようなスナックを出していただきました。コーヒーは鍋に入れた湯にコーヒー粉を直接入れて抽出し、ネルフィルターで濾す方法です。一般的に浸漬法と言われている抽出方法です。(以前は、喫茶店でも普通に行われておりました。)イワンさんの畑で穫れたコーヒー、これが美味しいコーヒーです。ご自宅で消費されるコーヒーですので、出荷用と違うと思うのですが・・・環境もさる事ながら、大切に育てられたコーヒーは間違いなく、ひととなりでしょう。しかし残念なのはオフシーズンで、次回のサンプル待ちの状態だということです。農園の視察終了後、AAA(アルバン、アグリカルチャル、アソシエーション)組合事務所にも案内していただきました。 ●ユーチュブ、ラスカノアス農園 アルトデラスエストレージャス(星の観える山)農園  農園主は元市長のリバルドさんです。美味しい昼食をいただき、農園のご説明をしていただきました。標高は2,200メートルほどあります。そろそろコーヒーの生育の限界に近い環境です。昼と夜の寒暖差が大きく、雨も少ない土地ですが、谷を流れる霧に守られていると聞きました。 厳しい環境であるがゆえに甘味があり、濃厚な味わいのコーヒーが生産されているといわれています。  ...

コーヒー旅行記「2019年 コロンビア」

2019.06.09

        今回の北部sierra nevada(セラネバダ=雪に覆われた山脈の意)の「val ledupar(セサール)」は初めての訪問地です。当店で販売している「JASコロンビア・カンクワモ」の故郷です。カンクワモというのは、セラネバダに住む、先住民のカンクワモ族由来のネーミングで、 是非とも訪れたいエリアでした。それ以外の訪問地も、ナリーニョ(Pasto)、ウィラ(san agustin)と、私にとってとても魅力的なコーヒー生産地でした。缶コーヒーのエメラルド〇〇〇とか、サンタマル〇とか、普段目にするコーヒー関連商品のネーミングにコロンビアコーヒーをイメージさせるものが多いのですが、お客様にとっては、近くて遠い生産地です。また、以前からブレンドに欠かせないコーヒーでもあります。今回のアテントをいただいたカラー オブ ネイチャー(Colors of Nature)は、コロンビアを拠点に良質なスペシャルティーコーヒーを、取り扱うサプライヤーのフェリペさん。自社農園も経営しながら他生産者の生産、生活、設備、研究サポートなどを実施しています。同社は、元々貧困や違法作物、戦争等の影響を受けた地方エリアの人々を支援する目的で設立されており、現地の通常流通価格よりも高値で買い取り生産者を支援しています。しかしながら品質も妥協せず、最新の研究等で判明した知識などは生産者と共有するなど、常に品質向上に向けて生産者たちとコミュニケーションを取ることに努めています。その成果として今年度、コロンビア カップ オブ エクセレンスにおいて上位入賞コーヒーに6アイテムが入ったというニュースにも驚いたのであるが、今回のミッションで再度購入させていただいた「エル・エンカント農園」のコーヒーが入賞したのも、大変喜ばしいところです。今回の道中もフェリペ氏が行く先々には、多くの人が集まり笑顔が溢れていました。彼が生産者を大切にし、彼らとしっかり信頼関係が築けていると感じられたことでした。   【ナリーニョ】 ●Villa Loyola「Narino(ナリーニョ)」  自家焙煎をはじめて12、3年ほどたったある日、(27、8年程前)「コロンビア・ナリーニョ」に出会い、コロンビアと言えばナリーニョ、それ以外はコロンビアじゃないとまで思っていた時期がありました。ところが、正直それ以降、残念ですが納得のできる「ナリーニョ」に出会うことがありませんでした。当時は、情報も自分自身の技量も無く、思い悩む日々・・・を思い出しました。今回の「ナリーニョ」では、「また使ってみたいなぁ!」と・・その当時の味わいをはっきりと思い出しました。コーヒーのあと味というのを一番大切にしております。クリーンであり、甘味の余韻があるものを求めています。故のコロンビアの「ティピカ」ですが、「ナリーニョ」に求めるものは、深煎りにも耐えうる、ブレンドに使えるコロンビアです。今回、ラスカノアス農園で頂いた一杯のコーヒーが、まさにそのコーヒーでした。今回は買い付けには至りませんでしたが、次回ロットに期待して、多少後ろ髪を引かれる思いの「ナリーニョ」でした。  ●ヴィラロジョラ農園  最初に訪れたのはヴィラロジョラ農園です。コミュニティの代表であり、持続可能で環境に配慮した農園の運営と、コミュニティで収穫されたコーヒーのミル(コーヒーを加工処理する施設)の機能も有しています。また、2008年のCup of Excellence(その年に収穫されたコーヒーの中から最高品質のものに与えられる名誉ある称号)で優勝した実績のある農園です。教会の神父であり研究者でもありました。コーヒーの加工処理は、最新の設備が揃っていました。また伝統の竹を使った建築物の乾燥場も労働環境に配慮されており、風通しがよく、コーヒーの乾燥ムラが起こらないように工夫されていました。今回のミッションで初めてとなるカッピングを行いました。今回宿泊させていただいたのは修道院で、100年以上も経つ建物です。●ラスカノアス農園  アンデスの壮大な景観を楽しみながらSan Jose de alban(サンホセ・アルバン)に向かいます。Las canoas農園に到着、すぐにAAA組合長のイワンさんのご自宅で、自家製のコーヒーとオレンジジュースとギョウザのようなスナックを出していただきました。コーヒーは鍋に入れた湯にコーヒー粉を直接入れて抽出し、ネルフィルターで濾す方法です。一般的に浸漬法と言われている抽出方法です。(以前は、喫茶店でも普通に行われておりました。)イワンさんの畑で穫れたコーヒー、これが美味しいコーヒーです。ご自宅で消費されるコーヒーですので、出荷用と違うと思うのですが・・・環境もさる事ながら、大切に育てられたコーヒーは間違いなく、ひととなりでしょう。しかし残念なのはオフシーズンで、次回のサンプル待ちの状態だということです。農園の視察終了後、AAA(アルバン、アグリカルチャル、アソシエーション)組合事務所にも案内していただきました。 ●ユーチュブ、ラスカノアス農園 アルトデラスエストレージャス(星の観える山)農園  農園主は元市長のリバルドさんです。美味しい昼食をいただき、農園のご説明をしていただきました。標高は2,200メートルほどあります。そろそろコーヒーの生育の限界に近い環境です。昼と夜の寒暖差が大きく、雨も少ない土地ですが、谷を流れる霧に守られていると聞きました。 厳しい環境であるがゆえに甘味があり、濃厚な味わいのコーヒーが生産されているといわれています。  ...

オンラインショップ 営業時間変更のお知らせ

2018.10.26

日頃は当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。誠に勝手ながら平成30年10月22日(月)より、 オンラインショップの営業時間を下記のとおり変更致します。平日(月~金) 10:00~15:00・土日定休   オンラインショップ、FAX、留守番電話では 24時間ご注文を承ります。 14:00以降のご注文は翌営業日以降の発送となります。 (※在庫状況により発送までに多少お時間を頂くことがございます。) お客様にはご不便をお掛けしますが 何卒御理解下さいますようお願い申し上げます。

オンラインショップ 営業時間変更のお知らせ

2018.10.26

日頃は当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。誠に勝手ながら平成30年10月22日(月)より、 オンラインショップの営業時間を下記のとおり変更致します。平日(月~金) 10:00~15:00・土日定休   オンラインショップ、FAX、留守番電話では 24時間ご注文を承ります。 14:00以降のご注文は翌営業日以降の発送となります。 (※在庫状況により発送までに多少お時間を頂くことがございます。) お客様にはご不便をお掛けしますが 何卒御理解下さいますようお願い申し上げます。

HOTELEX SHANGHAI

2018.07.08

上海「HOTELEX SHANGHAI」に出掛けておりました。焙煎機のトップメーカー「フジ・ローヤル」さんの ブースでのイベントの審査員です。 お誘いいただだいたのは、1999年にブラジル下坂農園視察からお世話になっている「日本ネルドリップ珈琲普及協会」、繁田さんです。 「写し焙煎」は、審査員が焙煎したコーヒーを、競技者が検証し、同じように焙煎する競技会。 審査員は、通常のカッピングの評価だけではなく、同じような香味が表現できているかの審査です。 4人の審査員で、しっかりとカリブレーションも遣りました。コーヒーは、エチオピア・イリガチャフェとブラジル。エチオピアはミディアムロースト(浅煎り)、 ブラジルはシティーロースト(中深煎り)です。 観づらを合わせるのは勿論ですが、「クリーンカップ」(クリアさを表現する言葉)「マウスフィール」(質感や触感)を焙煎で何処まで似せることが出来るかです。コーヒーは、焙煎のプロセスで全く違ったコーヒーとなります。 競技者の期待通り、すんなりと思っている香味が出せていないのがブラジルでした。意図した熱の掛け方、温度上昇のバランスの理解度と「まだまだ、良質なブラジルが流通していないな!」というのも感じました。 上海の発展には、本当にビックリしました。また、多くの分野で日本を凌駕しています。 コーヒー(ものづくり)における細かな気配り、丁寧な仕上げ、安心・安全などは多少日本が優位であり、その分上海は、魅力的な市場でもあります。 また、探求心の旺盛な若者が、コーヒー業界にも沢山いるという事も判った旅行でした。  審査員としてご一緒いただいた 西岡さん、浅野さん、大西さん、有難うございました。 上海の「フジローヤル」の皆さま、「日本ネルドリップ珈琲普及協会」の皆さま、「ふわふわ プルプル」の皆さま、おもてなしのお気持ちが、心に染み入りました!有難うございました。 いい勉強になりました。

HOTELEX SHANGHAI

2018.07.08

上海「HOTELEX SHANGHAI」に出掛けておりました。焙煎機のトップメーカー「フジ・ローヤル」さんの ブースでのイベントの審査員です。 お誘いいただだいたのは、1999年にブラジル下坂農園視察からお世話になっている「日本ネルドリップ珈琲普及協会」、繁田さんです。 「写し焙煎」は、審査員が焙煎したコーヒーを、競技者が検証し、同じように焙煎する競技会。 審査員は、通常のカッピングの評価だけではなく、同じような香味が表現できているかの審査です。 4人の審査員で、しっかりとカリブレーションも遣りました。コーヒーは、エチオピア・イリガチャフェとブラジル。エチオピアはミディアムロースト(浅煎り)、 ブラジルはシティーロースト(中深煎り)です。 観づらを合わせるのは勿論ですが、「クリーンカップ」(クリアさを表現する言葉)「マウスフィール」(質感や触感)を焙煎で何処まで似せることが出来るかです。コーヒーは、焙煎のプロセスで全く違ったコーヒーとなります。 競技者の期待通り、すんなりと思っている香味が出せていないのがブラジルでした。意図した熱の掛け方、温度上昇のバランスの理解度と「まだまだ、良質なブラジルが流通していないな!」というのも感じました。 上海の発展には、本当にビックリしました。また、多くの分野で日本を凌駕しています。 コーヒー(ものづくり)における細かな気配り、丁寧な仕上げ、安心・安全などは多少日本が優位であり、その分上海は、魅力的な市場でもあります。 また、探求心の旺盛な若者が、コーヒー業界にも沢山いるという事も判った旅行でした。  審査員としてご一緒いただいた 西岡さん、浅野さん、大西さん、有難うございました。 上海の「フジローヤル」の皆さま、「日本ネルドリップ珈琲普及協会」の皆さま、「ふわふわ プルプル」の皆さま、おもてなしのお気持ちが、心に染み入りました!有難うございました。 いい勉強になりました。